マリナ・マハティール
マリナ・マハティールさんの話
第19回国際女性ビジネス会議の最初のゲストスピーカーでした。マレーシアのマハティール元首相の娘さんです。英語でのスピーチでした。Voices Driving Society という題で話してくださいました。もちろん同時通訳はついたのですが、それは使わず、英語のヒアリングにチャレンジしてみました。ヒアリングに関してはまだまだでしたが、今の自分でわかる範囲で聴ければ良しとして聞いたので、いい経験とないました。
マリナ・マハティールさんは、イスラム教徒です。マレーシアのイスラム教徒として、男女同権の社会をつくるための活動をしてきたことを話してくださいました。
多くの人を引き付ける力と強い意志と責任感がなければ、大きなアクションをおこすことができません。マリナさんは、柔らかい感じのする女性でしたが、ドメスティックバイオレンスアクト(ドメスティックバイオレンスを禁止する法律)を作るための地道な活動を長年続け法律を制定までこぎつけたり、母国マレーシアのためにそれを含めてたくさんの活動をしていました。
ドメスティックバイオレンスという、他者にはなかなか言いにくい、デリケートな問題を、法律で禁止することまで持っていくまでの間には、女性の意識改革に長い時間が費やされたのではないかと思いました。
日常生活において、男女同権という言葉は知っていても、それがどのような意味かを本当に理解できるには時間がかかると思います。なぜなら、小さい時からの周囲の環境の影響は計り知れないものがあると思うからです。男女同権と言いながら、家庭内がそうなっていなかったら、地域のコミュニティーがそうでなかったら、職場がそうでなかったら・・・。無意識の中にうめこまれた、それを紐解きながら、男女を問わず、一個人として、義務と権利をはたす世の中にならなくてはと思います。
マリナさんは、マレーシアの裕福な恵まれた環境で育った、どちらかと言えば特別な人かもしれません。だからこそ、マレーシアのために活動しているのだと思いました。肩書をみるとwritter でした。
ewomanのサイトでインタビューがのっていました。
http://ewoman.jp/winwin/156