佐藤優さんの「一からわかる宗教」講座に参加して、感じた事など。

佐藤優さんの一からわかる宗教に継続して参加しています。今は神学者のバルトについて、詳しく学んでいます。

佐藤さんから、講義の時の参考書を指示されます。それを購入し、一人ずつ読みながら、佐藤さんの解説を聞きながら、読み解いていきます。

今回の講義の参考書は「キリスト教神学の主要著作」です。今回は宗教者バルトについて学んでいます。

なぜ、バルトを学ぶかというと、第一次世界大戦のとき、ドイツでは多くの宗教者が第一次世界大戦に対して肯定的だったとのことですが、バルトはそれに対して宗教者として反対の立場をとったとのことです。そして、戦争にくみする宗教者が、今までよしとしていた考え方に対して意味がないと考えました。その結果、その当時、アカデミズムから異端とされていたパウロの『ローマの使徒への手紙』をギリシャ語で読むことをしたのでした。

現在残っているのは、パウロ派のキリスト教とのことです。

中学生の時英語の勉強を始めたときに、「キリスト教が西欧のキリスト教徒の生活の基盤になっている」ということを耳にしたことはあったけど、聖書も読んだことがないし、正直よくわかりませんでした。いま、佐藤さんのようなガイドがいて、キリスト教ということを学んでいます。

学術的でもあり、具体的でもあり、キリスト教徒の心理などがわかり、日本人とは違う感覚を具体的に理解しつつあります。

たとえば、今回の伊勢志摩であったサミットで、伊勢神宮に各国の首脳を案内した件について、「メルケル首相がいやそうな顔をしていたでしょう」と、佐藤さんは言われました。

理由は、

メルケル首相は牧師の娘でキリスト教徒であること。
一神教のキリスト教は、キリスト以外の神を認めないので、自分の意思でないことで、他の宗教施設で何かをすることに、ものすごい抵抗があるはずとのこと。

キリスト教徒である、佐藤さんにはその心情がよく理解できたのだろうと思いました。

宗教ということについて、他国の人に対して、深い理解がないと日本という国は、誤解される。そのことを伝えたかったと理解しました。

キリスト教について、佐藤さんの伴走のもとに、学んでいますが、まだまだ理解できてたレベルには程遠い状況です。が、少しずつ理解していきたいと思います。

 

 

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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