米沢富美子 著 「二人で紡いだ物語」を読んで。
これは、米沢富美子さんが、伴侶の死から立ち直るために書いた物語でした。しかし、書かれていることは痛快で面白くて、そして愛情にあふれていました。
この本は、2000年7月25日初版発行でした。
私は、2000年10月31日に購入して読んでいました。本屋さんで立ち読みして気に入って買ったのかもしれません。
それくらい、この本に引き込まれてしまったようです。
二人は大学時代に知り合いました。それぞれ大学を卒業して結婚をしました。
証券会社に就職した相方は、会社で初めて作られた留学制度でイギリスのロンドンの大学院に留学することになりました。
かなり昔のこと故、単身赴任でなければならなかったそうです。
それを知った米沢富美子さん、泣き寝入りはしませんでした。
通っていた大学の近くにあった、ブリテッシュカウンシルに行き、イギリスの大学を調べ、片っ端から「私は日本の大学院で物理を学んでいます。私を留学生として受け入れてください。奨学金もよろしくお願いします。」というような意味の手紙を送ったそうです。
そして、幸運にも、留学生として受け入れてくれる大学がありました。学費免除、食費免除、寮費免除、そして幾ばくかの奨学金を月々いただける、という条件だったのです。
米沢さんのガッツもすごいけど、これほどの好条件で受け入れてもらえるなんて、とてつもなく優秀な学生だったんですね~。
つづく
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投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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