伊藤真さん・小林節さんの二人から自民党の憲法改正案の問題点をお聴きした。憲法の存在理由を変えようとしている事が、一番の問題と理解した。
自民党の憲法改正案を法律の専門家はどのように見ているのか、知りたくて、伊藤真さんと小林節さんの講演会に参加した。
伊藤真さんと神田昌典さんの対談CDで、初めて憲法の存在理由を知りました。
憲法は、権力の暴走を防ぐ為のもので、他の法律とは全く違うこと。
従って、憲法を守らなければならないのは、権力を持っている者なのです。(現行憲法98条第2項)
そして、個人的人権を保証されている事が、いかに重要な事であるかということも。
しかし、自民党の憲法改正案は、この二つの重要なことを変えているのです。
憲法を守るべきは、権力を持っている者ではなく日本国民になっています。憲法の存在理由(権力の防止装置)の意味がおかしなことになります。
個人的人権について、国民の永久の権利と明記してある現行憲法第97条が、自民党憲法改正案では削除されています。
いったい自民党は日本という国をどうしたいと考えているのでしょうか?
伊藤真さん リアルでお目にかかりたかった人。
伊藤真さんのCDを聴いて、憲法が他の法律とは全く違う性質を持っていることを知りました。
その伊藤真さんの話をリアルで聴けるチャンスなので、八重洲ブックセンターへいきました。
話と質疑応答で、お二人合わせて1時間半と短時間だったのが残念でした。
伊藤真さん、背が高くてソフトボイスで、素敵でした。
とてもわかりやすく、憲法のこと、改正案のことを話してくれました。
そして、もしもし住民投票となった時、国民は憲法改正の意味を理解していないと、大きな組織の思惑に流される危険があることなど話してくれました。
また、緊急事態については新たに加えたことの危険性についても歴史的事実を踏まえて話してくれました。
これらについては、自分の中で消化してから書きたいと思います。
小林節先生
4年前まで、慶應大学の教授をしていた方です。
自民党憲法改正案に、とても危惧している事がわかりました。
そして、選挙制度、住民投票などについても仕組みとしての不完全さをわかりやすく話してくれました。
これらについても、聴いたことの整理ができたら書きます。
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投稿者プロフィール
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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