「魂の退社 会社を辞めるということ」稲垣えみ子 著を読んで、著者の魂の軌跡を知る。

情熱大陸に出ていた稲垣えみ子さんを見て

かなり前になりますが、4月3日の情熱大陸に稲垣恵美子さんという方が出ていました。飄々としていてなんか自由な人だなと感じました。50歳、独身、無職と言う肩書きでした。衣食住全てを最小限にとどめ暮らしていました。その姿がすごく楽しく暮らしているようで、とても印象に残りました。

稲垣えみ子さんの書いたものを読んでみたい。

稲垣さんは、朝日新聞の論説委員をしていらした方です。

稲垣さんの文章を読みたいと思い、この本を購入しました。

この著書を読んで稲垣さんの魂の軌跡を知る。

退社してからの稲垣さんは、物質的には、在職中に比べかなり貧相になりました。(稲垣さん、変な表現でごめんなさいm(__)m)

しかし、稲垣さんの心模様は、とっても軽やかでしなやかで幸せに満ちているように感じました。

会社員として真摯に生きてきたから、ダウンシフトした生活が豊かに送れるのだと思いました。

この本の最後の方で仕事について書いています。その文章がとても素敵なので引用します。

“仕事とは、突き詰めて言えば、会社に入ることでも、お金をもらうことでもないと思うのです。他人を喜ばせたり、助けたりすること。つまり人のために何かをすること。それは遊びとは違います。人に喜んでもらうためには絶対に真剣にやらなきゃいけない。だから仕事は面白いんです。苦労もするし、思う通りにいかなくても逃げ出せない。しかしだからこそ達成感もあるし仲間もできるし、人間関係も広がってゆく。助けた人から今度は助けられる。そのすべては、遊んでいるだけでは手に入らないものばかりです。

本当に仕事ってすばらしいものです。お金を払ったってやりたいと思う。そう考えると、本当にやりたいことが次から次えと浮かんで止まらなくなります。”

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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