秋の彼岸

父が逝って初めての彼岸

今年の秋の彼岸は、私にとっては、特別に感じる彼岸でした。

父がいて当たり前だった風景から、父の姿が見えなくなりました。

秋の彼岸に鶏頭をプランターに植えてお墓に飾ります。今まで父が作ってくれていました。今年は母が作ってくれました。

妹たちは当初、来られない予定でしたが、すぐ下の妹が都合をつけてきてくれました。

彼岸参りにもいつもより少し多くの人に来ていただきました。父の思い出を話していただき、父らしい姿をそこに見る事ができました。

妹は彼岸に来ると裏山に行って栗を拾うのが好きでした。今年も行ったのですが、どうしたことか無かったとがっかりしていました。

裏山へ行く途中に父が牛を飼っていた建物があります。妹が裏山から帰ってきて、牛小屋で涙が出てきた。父がそこにいるような気がした。とおしえてくれました。

それを聞いて、私もそうかもしれないと思いました。

生き物を飼育するということは、生活の全てが生き物を中心にまわざるをえません。その間、父は自分の楽しみを封印して、三世代同居の家族の事、地域の事に力を注いで生きていた時代でした。

父のこと、色々思い出します。

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投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
当ブログを訪問してくださりありがとうございます。

私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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