上橋菜穂子 著 「明日は、いずこの空の下」をよんで

ブログを書いていない毎日を送っています。しばらく、読書感想文だったり、日常の中で感じたことだったり個人的なことを書いていきます。読んで何かしらプラスのことをとか、考えず、ただ書き続ける事だけを目標にして、しばらくいこうと思っています。

読む本のジャンルはいろいろ、その時気になった著者の本を読んでいきます。きょうは、上橋菜穂子の「明日は、いずこの空の下」の感想を書きます。

この著者の名前は一緒にウォーキングをしている人生の先輩から聞きました。絵本作家の上橋さんの作品は、勧善懲悪ではなくて、登場するものの多様性がえがかれているとのことでした。私はまだ、作品を読んでいないので、これから読むのが楽しみなんですが、最初にとっつきやすい、この本から読み始めました。この本はエッセー集です。上橋さんが、文化人類学者として、フィールドワークでおとずれた地や、お母様と一緒に行ったいろいろな国々で、感じたことがとてもわかりやすい言葉で、書かれていました。それからその地で食べたものとかも。食べ物って、とても個人的なことだけど、いろいろな思い出や、その時の感情と結びついて、その文章からその人を想像できて、私はそのような文章が好きです。

特にイランをおとすれたところを描写されているところが、とても気に入りました。それは、まだ私が20代のころ、成田空港で、たまたま隣り合わせに座ったイラン人の女性と今もほそぼそとですが、つながっているからです。イランの人々は、国の体制とは、かかわりなく日常をおくる、普通の人々が大多数だと思います。上橋さんは、この本の中で、イランについて以下のように表現していました。

p198 1行目途中から5行目まで
経済制裁による物資調達の難しさからか、道路沿いには、延々と、車やバイクの修理店が並ぶような、不自由な面も見え隠れします。
それでも、少なくとも「観光客」である私が受けたイランの印象は、びっくるすほど明るく朗らかで、清浄でした。

イランは私の行きたい国NO1ですが、なかなかいくのが難しい国でもあります。

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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