何かを成し遂げた人は軽やかに次のステージに移っていきました。
感動って後からじわーっとくるものなんだね
終の住処ツアーで、初めて訪問させていただいた特別養護老人ホーム、松籟の丘です。
そこでの感想はこちらに書きました。→ ここ
松籟の丘のHP
http://www.choshinet.or.jp/~tokawaen/
最近、当時の施設長さんとお会いする機会を持ちました。
そのときも、できる人は違うなと思うことがたくさんありました。それはまたの機会に書こうと思います。
今回は、この施設を作るときの「思い」の強さとはこういうことなんだというエピソードをお聞きできたのでシェアさせてください。
私が持っていた老人施設について
正直に言って、施設に対していいイメージを持っていませんでした。
実際に見たからではありません。外から伝わる情報により、ある種の固定したイメージを持ってしまったのです。
狭い部屋に複数人いれられる。
プライバシーと個人の尊厳が守られない。
臭い、清潔とはいえない場所。
施設の職員さん、入所者とどのような関係を気づいているんだろう?
いろいろと負のイメージがありました。
しかし、初めて見た特別養護老人オームは、全く違うところでした。
負のイメージを見事に覆される施設でした。
まだ見たことのない施設を作る事を理解することは難しいんだろうな。
「人生の最後を迎える施設として、人としての尊厳が最後まで守られて、幸せな最後を迎えられる場」これを、実現させるのは、相当の覚悟がなければできないことです。
ここからは、私の想像です。
この施設が完成したのが平成24年、それより前に、土地のこと、資金のこと、設計のこと、業者選定のことなど、さまざまな事が担当する部署にのしかかっていたと思います。
そして、福祉に対する考え方が徐々に変化していった頃ではあると思うのですが、思いっきりそこに住まう人に焦点を合わせた施設は、珍しい頃であったと思います。
この施設の詳細は、こういう施設をを作りたいと望んでいた、元施設長さん及びそれをプッシュしてくれた少数の人の頭の中にしかなかったのかもしれません。
市議会が開かれるたびに、この施設への質問があり、よくよばれたとか。
また、この施設が完成する以前のときに、元施設長さんの自宅が火事だと嘘の通報がはいり、消防車やパトカーが急行したことがあったとか。
そんなことを、さらっと話してくださいました。新しい考え方にたった事をするというのは、このようなことを引き起こすんだなとびっくりしました。
どんなことがあっても正面から受けて立つ、そのような人だから、事をなし遂げることができたのでしょうね。
仕事に未練を残さず成し遂げた人は、今は弓道にはまっています。
かっこいいな~。
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投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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