肥料、農薬、除草剤を使わないグリンピースときぬさやを出荷、野菜の自然なおいしさを味わってほしい。

5月のゴールデンウイークをヨーロッパで満喫していましたと言いたいところですが、5月は農家にとって、仕事のたくさんあるときです。

そんな私は、連休前半は田んぼで田植えなどを、後半は野菜の収穫と販売をしました。グリンピースときぬさやを収穫しました。まだまだそんなにたくさんの量は取れませんが、収穫どきが短い豆類は、頑張らないとすぐ大きくなってしまいます。

それらを選別し、袋に詰めながら、販売するお店の箱に入れながら、心の中ではこんなことを思っていました。

「できるだけ早く食べて、採ってあまり時間をおかない野菜のおいしさを味わって!!」

野菜は、特に豆類は、採りたてが一番美味しいです。

採ったその日のうちに作ったグリンピースご飯は、豆のほのかな何ともいえない甘さ・うまさがあります。

そのようなことを、生産者は知っているので、このグリンピース、「お店に並んだらその日のうちに買って調理してあげてください。」そんな気持ちになります。

今回は、自然栽培のきぬさや、自然栽培に移行中の畑でつくった、グリンピースときぬさやを販売しました。

自然栽培のきぬさやは、ことしで、肥料、農薬、除草剤を使用しないで5年目になる畑で、肥料、農薬、除草剤を使用しないで作ったものです。

自然栽培移行中の畑は、肥料、農薬、除草剤を使用しないで2年目になります。そしてここで、肥料も農薬も除草剤も使わないで作った、グリンピースときぬさやです。来年からはこの畑で作ったものも自然栽培として、消費者の方々にお届けできます。

販売価格は、(自然栽培移行中の畑で作ったもの < 自然栽培の畑で作ったもの) このようにしています。

まだ、たくさんの野菜を販売できませんが、少しずつでもお店を増やしてみようとしています。正確に言うと、ベンチャー企業で首都圏のスーパーと生産者を直結するようなシステムを作っているところを通じて、野菜を販売しています。ですから、販売できるスーパーのお店をもう少し増やしてみようと思ったのです。

いま、試しに、東京都のある区内にある、サミットというスーパーのお店に全部、野菜をおいてみて、反応をみています。

販売して2年目になります。野菜を去年よりは多く作れるようになりました。ベンチャー企業に登録しているお店も増えました。

1年目は自分の作った野菜への思い入れが大きくて、売れないで廃棄になる野菜が気になって仕方がありませんでした。今も思い入れはあるので、廃棄になるのは悲しいです。しかし、それを恐れていては、これを食べてくれる人を増やすことはできません。

何度か食べていただけたら、野菜の自然なおいしさをわかってもらえるという自信はあります。野菜が自分の力で養分や水分を取り成長しているからです。余分なものを取らないで自然の生態系の中で生きている野菜だから、多くの人に野菜のおいしさを味わってもらえたらと思います。

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
当ブログを訪問してくださりありがとうございます。

私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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