クローズドの学ぶグループで、男性が絶対選ばない本らしい本を課題図書として読む
多分理系の男性は選ばない本らしい
クローズドの学ぶグループで毎回課題図書を読むことをしています。
今までは、このグループの主宰者が選ぶことが多かったように思います。ビジネス書が多かったように思いました。こういう本、私はとても読みづらかったのです。
今回、私が課題図書を提案してみました。
ブレイディみかこ著「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」という本です。
そもそも、私がブレイディみかこさんを知ったのは、NHKすっぴんというラジオ番組(既に放送終了)で高橋源一郎さんが彼女の本「子供たちの階級闘争」を紹介してくれたからです。
みかこさんの視線は暖かいです。しかし現実を直視する冷静な目を持ちテンポのいい文章で書かれるこの本で私はファンになりました。
今回、課題図書として提案したこの本も高橋源一郎さんから得た情報です。
みかこさんの一人息子の中学生生活が書かれています。
今回の課題図書について感想を述べ合う事で、とても面白い現象がありました。
男性陣全員、自分からは手に取ろうとしない本ということ。
そして、多分読んでも面白いと感じることは無さそうと思っているように見えたこと。一人の男性は多少の興味を持ってくれたみたいだけど。
この現象、面白いです。ノーハウが書かれた本に対して、まさに今まで私が思っていたことと同じ反応、おもしろ〜い。
一人の男性が面白いことを言いました。結論がないものを読むのは苦痛みたいな意味のことを。おおそういう読み方が好きな人がいるのね。
A=B、B=C、∴A=C
みたいな文章が読みやすいのか〜。
クローズドの学ぶグループだからこそ出会えてる人々
住むところも、仕事も、考え方も違うメンバーだからこそ、クローズドのこのグループは面白みがあるのだと思います。
身近に接する人たちで、理系に特化した人はいません。だから、みかこさんの本についての反応がびっくりでした。
日常生活の現象から、イギリスの移民のこと、貧しい人たちと政治がいかに密接に関係しているか、階級というもの、レイシズムetc みかこさんの本から、多くの情報を得られ、こういう事を知ることができて、イギリスという国の側面がわかってよかったと単純に思っています。
イギリスのTVドラマを見るときにより面白くみられると思っています。
何冊かのみかこさんの本を読んで、EU離脱についてもそこで生活する人はどういう感情を持って住民投票に一票を投じたか?
そこでの生活者ではない私は、EUから抜けたら、今までEU内であれば自由にできた経済行為や移動に制限がかかり脱退しない方がいいのではないかと単純に思っていました。実はそんな単純な事ではなく人々の感情が、強いて言えば政治的な政策に対する不満がこの投票行動の裏にあったことがわかりました。
私はブレイディみかこさんの著書が目に止まったら手に取らずにはいられません。
しかし、理系の多くの男性は興味を持たないらしい、そういうことがわかっただけでも、面白いです。人間は色々だから面白いのだろうな。
日常で接することの少ない人と話すのもいいものです。
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投稿者プロフィール
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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