東総女性未来ネットワークフォーラム その2

第3回東総女性未来ネットワークフォーラムを終えての反省

1月18日に第3回めのフォーラムを終了して1月半ほど経過しました。その間、反省会と翌年度の日程を決める事をしました。

反省会は2月上旬に行いました。

やっと3回めまで漕ぎ着けました。たった3回ではありますが、形の見えなかったことが一応の形をとってここまできました。

この間、実行委員のメンバーでもいろいろ思うことがあったろうと思い、次回に向けて各人が本音でどう考えているのか確認し合いました。

集まったメンバーは色々なバックグランドを持っています。考え方も行動様式も色々です。しかし、それでも次回に向けていっしょにやっていこうと思ってくれたメンバーが大半だったので良かったです。

宮本みち子先生の分科会でのこと

今年度のメインのゲストスピーカーの宮本みち子先生の講演では、先生の学生時代のことを長く話してくださいました。先生が社会学者となってからのことのことで話していただく時間が短くなってしまいました。

これは、先生に講演をお願いした私どものお願いの仕方がまずかったなと思いました。講演をお願いしするとき、メインに話していただきたいこと、サブで話していただきたいこと、を明確に伝えると言うことを学びました。場合によってはサブは○分くらいで願いしたいと伝えた方が良いのかもしれません。それは相手との距離感でいい方を考えなくてはいけませんが。

分科会で、宮本先生と参加者が双方向で意見を言い合えて良かったなと思いました。また、この分科会ではファシリテーター役をしてくれた実行委員のひとりの力量が素晴らしと思いました。これは、メンバーが多様なバックグランドをもっている強みだなと感じました。

先生の話をきいて、私の中でとても印象に残った話です。

先生は、『子どもたちの貧困は家庭の問題に起因することが多いと考えられる。しかし、日本では家庭内のことに行政が介入することが難しい現状がある。』と話してくださいました。

それを具体的に、映画「オールウェイズ3丁目の夕日」を例にして話してくださいました。

オールウェイズ3丁目の夕日という昭和30年代のことが描かれた映画の中で、周囲との濃い人間関係が描かれています。周囲の大人たちが周囲の子どもたちと密に接しています。子どもたちがそれぞれの家庭内での生活のみでなく周囲の人たちが見守っている社会がえがかれています。

現在は、家庭内の人間関係はこのときと大きく変わっているのに行政の関わりはこのときとそれほど変わっているとはいえないとのことです。

子供の貧困と言うことで家庭内で起こっている問題を行政が理解して政策に落とし込む事は難しく、家庭内に公が入ることに日本はまだ良しとしない考え方がある。

このようなことを話をしてくださいました。昭和30年代と比べて周囲の人間関係が大きく変化したにも関わらず公の関与の変化があまりにも少ないということをお聴きしたとき、行政が起こっている問題を理解することの難しさ、家庭に関わることをよしとしないことを変化させることの難しさ、そのようなことを感じました。

子どもたちが幸せな子供時代を送れることが、子どもたち自身の未来のためにも、日本の未来のためにも大切な事だと理解しました。

 

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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