第2回国際 次世代農業EXPOに行ってきました。
次世代農業EXPOでITと農業のコラボに関する講演をききにいきました。
BBTの学友から、農業関連のイベントで面白いものがあるよと教えてもらったのが今年の春ごろでした。さっそくそのHPに招待券を申し込んでおきました。
10月14日から16日まで、幕張メッセでこのイベントは開催されてました。私は昨日、行きました。
NTTドコモの法人営業担当の部長さんがITで日本の農業を変える、ドコモのスマート農業戦略と題して、すでにある農業のビックデータをテキストにして知識化するということしたいと、そして農業コンシェルジュのようにして農家の人の役にたつようなシステムを構築したいと考えているようです。その先には、NTTドコモの機器の販売促進か、この市場で取れるという勝算があるのでしょうね。
もう一つは、ベジタリア(株)代表取締役社長さんが、「最新植物科学とテクノロジーを駆使したスマート農業の実現にむけて」と題して話してくれました。
もともとは、シリコンバレーで活躍していた型のようです。そして50歳を目前にして、自分のライフワークをみつけるべく東大のEMP(http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/about/index.html)で学び農業を今後のライフワークとすることとしたとのことです。
実際に農業を体験し、生産者として農業の問題点は、「病気、虫、天候との戦い」だったと結論にいたったそうです。そこで、ITを駆使しながら農業をするためにベジタリア(株)をつくり、以下のようなビジョンでしごとをしているとのことです。したで紹介しているのは文章の一部です。
ベジタリアが描く、農業ルネサンス
緑の革命は、高収量品種、農薬、化学肥料などにより食糧の大量生産を可能にしました。
反面、農作物がもつ本来の栄養価・美味しさ、安全性、環境など多くのものが失われてきました。
緑の革命から半世紀以上が経ち、その当時は解明できていなかった植物生育、病害虫発生のメカニズム、
植物に必要な栄養素を作り出す土壌微生物の多様性バランスなど 自然の現象を探求する科学の研究は大幅に進歩を遂げています。また各種IoT/M2Mセンサ、ネットワーク技術、人工知能、データ解析技術などの発展により、
植物生育に必要な日射量、温度、湿度、土壌水分、養分などの環境情報、樹液流などの生体情報、
施肥管理や作業記録などの栽培情報を、ネットワークを介してクラウドで管理できるようになりました。
最新のデータサイエンスや人工知能などを活用して、このような各種データを大量に集めたビッグデータを解析することにより、
植物生理に基づき栄養価・機能性が高く、美味しく安全な農作物を栽培するためのアルゴリズムの構築が可能となってきました。ベジタリアは、最新の植物科学とテクノロジー(Vegetation Science & Technology)を駆使して、
自然の持つ力を最大限に発揮した自然回帰の「農業ルネサンス」により 「次世代の緑の革命」を実現しようと考えています。
http://www.vegetalia.co.jp/vision.html
自然栽培で農業をするという軸を実感しました。
企業が開催しているEXPOだから、企業家目線での農業についての講演でした。それは百も承知できています。ああ、農業者目線で、それぞれの農家が実践していることの発表みたいなものがあったら、いろいろ参考になることがあるのかなと思ったりもしました。
私は自然栽培で野菜作りをしようと決めたときから、肥料も農薬も除草剤も使用しない農業をしているので、今回いろいろお聞きしたことは参考程度にとどめておくのが、今の私には一番適していると思いました。
土壌診断ブース発見
多くの展示ブースがありました。その中で「土壌診断をします」という企業のブースを発見しました。
私は、肥料を使わないので、土壌の科学的な分析のみをお願いしようと思っています。
http://mirai-zou.co.jp/soil/index.html
客観的な情報で畑の状態をしる。
土壌診断は早く受けたいと思っています。野菜は年を年々出来が良くなっているように感じています。土がちゃんとできてきたのだろうと思っています。そのことを客観的なデータでわかるのはとてもうれしいです。
それを積み重ねていくと畑の状態と野菜のでき具合の関連性も見えてきて面白いと思います。
野菜を販売するときに、このデータを示せたらと考えています。
投稿者プロフィール
-
当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
詳しくはこちらをご覧ください。