福岡県東峰村 初めて行きました
福岡空港から案外近いところでした
今回BBT大学の選択科目の一つとなっていることの課題解決のために峰村の複数の方々から実際のところをお聞きするために、福岡県東峰村にいきました。
福岡空港から、高速バスで福岡県杷木インターまで高速バスで行き、そこから村役場の人がお迎えに来てくださり、それで行くこと30分くらいで東峰村につきました。
東峰村は美しい村だなと思いました。村に行く途中にりんご園がありました。九州でりんご? と思いましたが、ここは冬は雪が降るところだそうです。だとすると九州でも雪の降るこの地域ではりんごもできるのだろうと納得した次第です。
二つの村が合併したところ
ここは二つの村が合併して、一つの村になりました。複数の市町村が合併すると、ある程度の時間はお互いが融合するのにかかるのでしょうか。今回伺った村で、村の複数の方々にヒアリングする中で、二つの村の心理的な距離感のようなものを、よそ者である私も感じてしまいました。
ただ、小中一貫校がこの村にあり、そこには元二つの村の子供たちが通学します。たぶん、もう少し時間がかかるかもしれないけど、心理的な壁はだいぶ薄まるのではないかと思いました。
美しい景観、厳しい現実
村ときいても、そんなに山奥のひなびた村という感じではありませんでした。道路網が整備されているので、ここには、福岡県近辺からの車を、道の駅などでよくみました。
だんだんになっている棚田は美しかったです。作業のは大変だと思いますが、ここで取れたお米はおいしいだろうなと思いました。
美しい景観とは裏腹に、ここには、村の人口よりも多い、獣たち(イノシシ、鹿など)がおり、田畑をあらしまくっているそうです。
原因は、山が荒れたからだと思います。山に彼らの住むところがなくなってしまったからでしょう。根本的には数をまず減らすことが必要かと思います。それと同時並行で山の手入れをしていかなくてはならないとおもいました。
次にイノシシやシカの肉の加工などをどうするか?
短期的な視野で(その当時は未来を見据えていたのでしょうが、人間のすることは、経済が最初に来てしまいます。山を植林でかえていったらどうなるか、もっと自然環境を壊さないことを最優先で考えないと未来には大きな付けをのこすことになるなと、東峰村の現実を見て思いました。
問題を起こさないためにどれだけ遠くをみて対策をうてるか
今回、山が荒れていることで、長期的視点でみたときは植林政策の誤りをしることができました。そのような政策もその当時はしっかり考えられたことだと思って実施されたと思います。
ただ、その地域に長く暮らして林業に携わっていた人たちは、植林政策で同じ木をうえたときに、どんなことが起こるのかを知っていたのではないかと思います。でも、きっと政策を決めるような立場の人は、そういう人たちの声をきくということは、思いもよらなかったのかな?と思いました。
この棚田も、後継者不足でもしかしたら朽ちていく運命かもしれない。しかし、本当にいい立地条件にあるのです。ここを有効活用できたら、東峰村にとっても大きな価値になるのにな~、強く思いました。しかし、鹿やイノシシをどうするか、山の荒廃をどうくいとめるか、同時に解決する問題としてのしかかってきます。
ずーっと先のことを見ることは難しいかもしれないけど、自然環境を第一義に考えれば、何をするか見えてくると思いました。
経済効率を第一に考えると人間は欲というもので、惑わされてしまう。そのように思いました。
投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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