あとはもち米の籾摺りを残すのみ

稲刈り関係のことを、スタート時に書いたきりでしたが、本日現在もち米の乾燥をおわり、籾摺りを待つのみになりました。あと一息で、今年の米関係の仕事は終わります。

農業をするときに、体力と言いましょうか、若さと言いましょうか、年齢ということはとても重要な要素だと思いました。両親は本来であれば引退してもいいような年齢ですが、現役で農業をしてくれています。だから、一緒にやりながら、学ぶことができるわけです。しかし、年齢というのはとても正直なものです。若いころどんなに身のこなしが軽やかでも、年齢とともに筋力やその他の体の能力がだんだん低下していきます。来年も一緒にできるかな?

親と一緒にやりながら学べる貴重な時間、ちゃんと向きあっていけなくては。親の世代は言葉で伝えるということが下手だと思います。言葉に出さずともわかって同然だろうというような表情のときは、こちらは冷めた目で見てしまいます。こんなことでは、貴重な時間を無駄にしてしまう。親にしてみれば、何かを伝えるときの方法は変わるわけはない。であれば、自分が嫌な気分にならないために、相手と上手にコミュニケーションする術を持たなくてはならない。それ以前に、その表情は何を言いたいのかをしっかりつかむ力をもたなくてはと強く思った今年の田んぼでの作業でした。

親との関係は課題ありだけど、自然を相手にする仕事は、どこか楽しいです。相手が自然なだけに、人間では太刀打ちできないこともあります。自然相手の仕事は、どこかで人知の知れないものに対する畏れがあると思っています。

農業、競争力をもったひとつの産業として発展できるようになりたいです。

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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