自分の住んでいるところはお客様が来てくれることで再発見する。

昨日は、私の住んでいるところに友人が二人来てくれた。一人は千葉から一人はいすみ市から。

自分の住んでいるところを案内するのは楽しい。普段いかないようなところを案内したくなる。昨日は、松山庭園美術館と飯高壇林をあんないできた。

田んぼの中にある美術館で、知っている人に案内されないとなかなか来るのは難しいのではというような立地にある。だって、田んぼの中の小高い所に立っている美術館なんですから。

昨日は銚子出身の金子さんという方の作品の展示がメインだった。版画で作られた風景画が並べられていた。知っている風景を、このように版画でみるのは、なかなか楽しいものだ。それに版画って、心落ち着かせる働きがあるような気がする。私は版画の静けさが好きだ。

個人が作った美術館なので、とてもユニークな感じがする。この作家の好きな作品が、ここの庭や展示スペースにおいてある。

飯高壇林は、日本最古の大学といわれ、仏教を学ぶところだった。ここも樹齢何百年という古木が多くあり、暑い夏の午後にもかかわらず、涼しい風が吹き抜ける、気持ちのいい場所だった。人もあまりいず、私たち三人で独占している感じで、のんびりと散策した。

よそからお客様がこなければ、自分だけではきっと来なかった場所、しかし、時には一人で自分の時間を楽しむのもいいかもしれないと思った。

車窓からみる、稲穂が出かかった水田は美しいなと感じる。自然の力はすごい。植物は自然のサイクルの中でいつ自分が何をすべきかを知っているんだもの。人間が頭であれこれ考えるより、よほど自然の方が賢いのではないかと、時々思う。

 

投稿者プロフィール

八木裕子
八木裕子
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。

長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。

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