昨日の農作業から思うこと。
昨日は、午前・午後と田んぼに肥料をまく作業をした。米は慣行栽培をしているので、肥料も農薬も除草剤も規定量の範囲で使用する。
肥料をまく小型の機械を背中にせおい、田んぼを囲むあぜ道からまくのだが、この作業はけっこう疲れた。今まで、私が外に出て働いていたときは気付かなかったけど、これの作業を父が一人でしていたのかと思うと、大変な負担だったと思った。
農作業は力で解決する部分と、高齢になったらその部分を他者にしてもらう部分ができてくるなとつくずく感じた。農業人口がますます高齢化してきている。若い人が就業するのは少ない。それでも、農業を目指す若者がいることを知るのは心強い。FBでの緩やかなつながりだけど、何人かそのような人を知っている。彼らが活躍できる農業であってほしい。
農業に産業ロボットが入ってくるのも時間の問題かな? 私は農業で力が必要なときに、そこを補助してくれるものがあったらいいなと思う。
今、「農地を広くして米を効率化して作り、国際競争力に勝つ産業にする。」そんなことを安倍政権はまことしやかに言っているようだけど、農業が持続可能になる仕組みがなければ、そのようなことをしても普通の農家は淘汰されるだけだと思う。
持続可能な農業・・・・今までの農家は、そのうちに生まれたものが引き継ぐことにより継続してきたが、現金収入は、多くの農家はあまりかなったと思う。私は、農家で子供が2人いたと仮定して、農業だけで、私立大学を卒業させることができる収益があげられるような農家であれば、産業として人がやりたいと思うのではないかと思う。農業者になるために、経営とか経済を学ぶことが農業の基礎的なこととともに必要のあることだと思っている。
ただ農地の面積を広くしただけでは、それを結果として手放す人増えてくると思う。法人化しないと安定した農業経営はますます難しくなってくるように思う。ただ、企業化した農業は、私は心配だ。トップは農業を知らない人がやる可能性がある。農業って農地を、作る作物を愛おしんでする仕事だと思う。経済の原則、「一番安いところで作って一番高いところで売る」それが必ずしも機能するものではないと思う。工業製品ではないのだから・・・。
今は農業の分水嶺だ。自分で考えて社会に貢献できる農業をしていきたい。
投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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