斉須政雄 著 「調理場という戦場」を読み返しています。
この本で一番好きなところは、ベルナール(斉須さんがフランスで出会った尊敬すべき友)とのことが、書かれている部分です。
斉須政雄さんは、三田にある、フレンチレストラン コート・ドールのオーナーシェフです。
この本は、フランスで修行したレストランのこと、フランスで出会った信頼すべき友、ベルナールと始めたレストランのこと、そして日本でコート・ドールを開くまでの、若き日の斉須さんの挑戦してきた日々を書いたものです。
ベルナールと斉須さんがフランスで始めたレストラン、ランブロワジーのところで、ベルナールについて書いてある部分が、とてもすてきです。
ベルナールの生い立ちは、子どもだった彼にしては厳しいものでした。両親が幼いときに離婚し、祖父母に引き取られました。その後、祖父母の意向で孤児院に預けられたました。そして孤児院にいってしばらくしてから、そこから2km離れた三つ星レストランで、洗い場から手伝い始め、18歳まで下働きをしてきたのです。
彼の心中はいかばかりだったろうと思います。それなのに、全然そんなことは感じさせない人に育っていました。毛ほどもずるくないし、おおらかだし、健やかだし・・・・とにかく素晴らしいのです。
ベルナールがいなければ今の僕はないでしょう。人が真摯に生きていくことの素晴らしさを教えてくれたのは彼です。ぼくが今のコート・ドールまでジャンプできたのは、彼が「あそこに飛んでいけよ」とジャンプ台になってくれたからなのです。
もっと、もっと、ベルナールについて書かれている部分はあります。斉須さんの彼への信頼、尊敬、そして目標としていることがとても感じられます。
この本は、ずいぶん前に買ったのですが、時折読み返しています。
コード・ドールに行きたくなりました。
斉須さんがフランスで学んだことが具現化されているレストラン、コード・ドールに行きたくなりました。
コード・ドールはとても好きなレストランです。清潔なところ、お料理が美味しいこと、落ち着ける空間であること。そのようなところがとても好きです。
ここしばらく行ってません。行きたいな~。よし、行こう。
コート・ドール
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13001681/
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投稿者プロフィール
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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