小さな農家の今後を考えてみた
色彩選別終了してホッとした
2021年9月24日、午後いっぱいかけて、2度目の米の色彩選別を行いました。14時〜19時くらいまでかかり今年収穫した全ての米の色彩選別を終わりました。やれやれ。
この作業は、籾摺りを終わってから、独立して行う必要があります。我家の色彩選別機の処理能力が200kg/1時間と大きくないためです。
機械の処理能力は200kg/1時間でも、機械に米を入れる、出てきた米を米袋に入れ直すなどの作業が入るため、これよりも実際の処理量は少ないはずです。
色彩選別機、小さな農家にとっては、この程度の能力のものでも大きな投資でした。そして、自然栽培で米作りを目指すには必要な物です。
この作業を出来るだけ効率的にするにはどうしたらいいか? 試行錯誤の時間がもう少しかかりそうです。
小さな農家が少なくなっていく
私の住んでいる地域では、私が幼いときは、ほとんどが農家でした。
それが、今では田んぼを手放す人や全て大規模農家の人にお願いしてる人が多数です。
国の政策として一つの田んぼの面積を大きくする事業が行われていました。
小さな農家はだんだん少なくなっていきます。大面積の田んぼの作業をする機械は、小さな農家では購入が難しいです。小さな農家は、今ある機械を大切にして、農作業をするしかありません。
高齢化していく農家、これも小さな農家が少なくなっていく理由です。私自身のことを考えると、私の次に農業をする者は残念ながらいません。そう、遠くない未来に小さな農家が一つ無くなります。
農業が何世代にわたって継続することの解は、大規模農家に集積する事(?)、一つの解かもしれません。
それだけではないようにも思うのですが…。
農産物の価格というか、農家の収入に対して、農業にかかる費用が高すぎるように思います。農業機械、メンテナンス料、農地に対する賦課金も馬鹿になりません。これも農家が少なくなっていく理由の一つと思えてなりません。
今できることをするしかない
国の稲作に対する政策を知ることは大切だけど、今私が目指し出来ることをする、そして価値を生み出していく。私の場合は安全安心な米を作る、これにつきます。
それしか出来ることはありません。
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投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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