ツナゲルアケデミー 第4講 小倉広さん
ツナゲルアカデミー第4講の日でした。
今回からはグループが決められていて、そこに着席でした。そしてこのグループでこれから残された講座は進める予定とのこと。このグループメンバー同士できっと面白いことが起きそうな気がします。まずは次回の講座のときに、グループの共通項を探して、グループプレゼンを行うことだけは決まっています。きょう初めて会う人もいたけど、立花さんのセミナーに参加したいと思って集まった人たち、共通言語があると思っている。だからきっと、共同の仕事はうまくいくと思います。
立花さんと彩さんの話
立花さんの心象風景を説明していただいた。人生を激変させたいと思って、努力して、それなるの成果をだした。が自分の中の歯車がどうもうまくかみ合ってない感がぬぐえなかったこと。それが心屋仁之助さんの言葉に接してから、見ている世界がガラッと変わったこと。このように見える世界があるということを伝えたかったとのことです。
心屋仁之助さんの話
〇人生は自分が思ているよりも甘くて優しい
〇人生とは上りエスカレーターである
〇多くの人は下りのエスカレーターに乗って客向きにかけがのっている。
彩さん(セラピスト)の解説
立花さんは大きな気づきがあり、今までとは別の世界をみることができた。感情を認めることができ、選択肢が広がった。その結果今まで見ていた世界観を、変えることができた。ここまで一気に行くことは難しいかもしれないけど小さな気付きを何回も経験して大きな気づきを得ることができる、だれでもこの境地を得ることができるはず。
思考が感情を作り行動となって現れる。そして言葉となって口から発せられる。
感情と自分を同一化しないでただただ感じる。よい、悪いを判断しない。その感情があることを認める。感情を認めることができると、選択肢が広る。
だから別の世界をみることができたのでしょうか? 立花さんの経験したこと、実はよく理解できませんでした。
ゲストスピーカーは小倉広さん、アドラー心理学の第一人者です。今回は小倉さんの話してくださったことよりも質疑応答で、出た質問が一番ひびきました。以前公務員だったことの後遺症かもしれません。
「認知療法は、双極性障害やうつ病にとても効果があると思うが、それが広まらない原因は何だと思いますか?」
小倉広さんの講演で、認知論ということでアーロン・ベックの認知モデルを学びました。
学んだことの概略 ・・・ここから
ある状況から人は、何か行動をしたり、身体的変化がおきたり、気分や感情が変わったりということがあるけど、一番最初にすることは、状況を認知するということです。認知のあとに、行動、身体、感情等の変化が起こります。であれば、認知というところを意識して変えることで、その後の行動等は変えられます。そのように考えれば、不愉快な行動等は、そうならないように認知を変えることで可能になります。つまり、どう感じるかはその人に任されているのからです。・・・・ここまで
今回質問者の方は、ご自身がメンタルの病気で苦しんでいたときに、薬を飲みつつも認知療法で、病状を改善したという経験があり、今は薬も必要としなくなったとのことです。そのような経験から出た質問でした。
小倉さんは医師でもないので、確実なことは言えないがということで、たぶん保険診療適用かそうでないかが原因ではないかと伝えてくださいました。
現在では保険診療適用なものの方が、医師にとっても利益がでる、しかし
薬を使わず時間がかかるけど、効果的なもの(認知療法 保険診療適用外)がおろそかにされている現実を垣間見た感じでした。認知療法を受けられる人は、経済的に恵まれている人になってしまうのでしょう。経済的にぎりぎりの状態で頑張っている人がそのような状態になってしまったらどうなるのだろう? 薬に依存してもっと状態を悪くしてしまう心配があるかも。それって結局税金を有効に使っていないってことだよね・・・。「歳出を削減する」と政府がいうときに、このような現実はあまりにも小さいことに写ってしまうのかな? 認知療法、時間と手間がかかるけど、ひとりの人間の可能性は薬に頼るよりもずっと未来を明るくするのではないかと思うのだけど。
小倉さんの書いた本「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」、今回の講座を受けるにあたっての課題図書でした。そして、この中からいくつかの話をピックアップして、膨らませて話してくださいました。
その中のいくつか、覚えているものを記しておきます。
課題の分離
他人の課題に土足で踏み込むことは、してはならない。
私の課題、他者の課題と明確に分けて課題を分離すること。
相手の感情に対しても境界線を引くことが重要。
たとえば、
〇〇さんは、私のことが嫌いらしい。
〇〇さんは、私の陰口を言っているらしい。
これは〇〇さんの思っていることや考えていることで、私には関係のないこと。他者の感情に私が引きずられることはない。気にしてもしようないことならば、気にしないことである。これが感情の境界線を引くということ。このようにできるまでは、少しばかり時間がかかるかもしれないけど、課題の分離ができれば、生産性はきっと上がると思いました。
結末を体験させる
例えば、子供に宿題を終わらせなさい。と言って、そのことを子どもに委ねる。なぜなら、それはその子の課題だから。やらなかったことにより、どういうことになるかを体験することで、自分なりに考えて対処するようになる。
日常生活の中でここで言われていることを意識して生活するだけでも人生はきっともっといいものに変化していくと思いました。
投稿者プロフィール
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当ブログを訪問してくださりありがとうございます。
私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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