「文章は書く前に8割決まる」上阪徹 著 を読んで。
さすが、上阪さんの著書です。とても読みやすかったです。大切なことがわかりやすく書いてありました。
何かを伝えてくれる本は、著者の個性がでると思っています。
時には、読むのをやめたくなるような文に出会うこともありますが、上阪さんの本は、とても読みやすいです。
なぜ、読みやすいのか、この本を読んでわかりました。
文章をかくときは、誰にどんな目的をもって書くかを徹底的に意識すること、相場観を意識して書くこと、が大切だと伝えているように思いました。この本は、まさに今の私にドンピシャリの本でした。
文章を書いている著者ご本人が想定した人と私はずれているかと思いましたが、いい文章を書けるようになりたいと思っている私の要望にとても合致する著書でした。
相場観について、著書で以下のように述べています。参考に引用します。
「相場観」と前章で書いてきた「読み手を意識すること」は似ていますが、「相場観」とはもっと広い意味、世間相場から自分を見るという「俯瞰的」「客観的」な目線のことです。
相場観、私にとっての新たな視点でした。今まで意識して書いたことがありませんでした。
文章は書く前の諸準備がいかに大切か、伝わる文章を書くためのtipsがたくさん書かれていました。その中で私は「自分で100点の文章を決める」というのがとても刺さりました。
この本は全部で6章だてです。その中でルールが全部で58書かれています。
その中で、第2章 自分の「お手本」を見つける。ルール10 自分で100点を定める。というところが刺さりました。
私の100点の文書は何かを考えてみました。
池波正太郎さんのエッセーが好きです。
なぜ好きか?
短文できびきびした文章なところが好きです。
池波さんという人が、どんな人か文章から感じ取れるところも好きです。
池波さんはプロの作家なので、文章を書く際には、プロならではなの考えの基に文章を書いていたと思います。
素人の私にはレベルの高い文書と思いますが、私の100点の文章は池波正太郎さんの文書にします。
この本、私にはとてもためになりました。紙の本が好きなのですが、絶版になってしまったようです。しかし、今はkindlで読むことができます。便利な時代になりました。
投稿者プロフィール
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私は、千葉県匝瑳市在住で、自然栽培で野菜を作っています、八木裕子です。
長いこと公務員をしていましたが、2012年3月に退職し、木村秋則自然栽培ふれあい塾で自然栽培について学び、現在もその自然栽培にこだわった農業をしています。
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